お堅いものだけとは限らない?多様にある社史のスタイルをチェック
読みやすい!漫画のような形式の社史
社史はこれまで、ハードカバーで風格のある本といったイメージでしたが、最近、目的や用途に合わせて、様々なスタイルが登場しています。漫画のような形式の社史は、会社の歴史や時代背景を漫画やイラストで分かりやすく紹介するものです。
イラストや写真が中心なので誰もがとっつきやすくお堅いイメージがないため、社外向けの広報にも活用できます。
気持ちを詳しく載せやすい!小説のような形式の社史
小説のような形式の社史は、創業者のサクセスストーリーなどを物語形式で記したものです。読者が知らない創業者の子供の頃の話や、商品に対する思いなども盛り込めるため、読者の共感を得やすくより感情移入して読んでもらうことができます。
人物の歴史的ストーリーを重視するため、会社の全体の歴史を網羅的に記録するには不向きです。
誰が読んでも事実が伝わる!歴史書のような形式の社史
歴史書は、第三者的立場で時代ごとに客観的事実をまとめたものです。歴史書のような形式の社史は、創業当初からの歴史や、これまでの取り組みを自社の歴史的資料に基いて記述されます。
社史刊行時までの会社の歴史を網羅しており、誰が読んでも事実が分かるという特徴があります。ちなみに平安時代に書かれた「大鏡」も歴史書です。
従来の社史の枠から飛び出す!動画で残す社史
動画で残す社史も登場しました。「読む」という従来の社史の枠から飛び出し、視覚と聴覚に直接訴えかけるため、強いメッセージ性を持っています。
NHKの人気番組のようなストーリー展開、ドキュメンタリー映画の動画は見る人を感動させます。しかし、動画の説明には限りがあるため、本の付録として作られることが多いです。