社史の内容を考えるときにできる工夫!より読んでもらうためのアイデア
社歴が長い企業の場合は期間を区切って編集する
創立100周年記念を迎えた会社など、社歴が長い企業は、創業時から社史刊行までの全ての歴史を網羅して記録するのは困難です。周年記念として過去に何度か社史を出版した会社は、期間を区切って編集することがあります。
例えば50周年記念で社史を制作し、創立80周年を迎える会社は、直近30年間の出来事を集中的に記載し、それ以前は要約で済ませる、といった形です。
社史の目的に合わせてテーマを絞って作る
社史作りには、会社の歴史を全て記録して残したい、多くの人に会社を知ってもらいたい、などの多くの狙いが込められています。複数ある目的の中で、どれに重きを置くかによって社史の構成や体裁も異なってきます。
社史の目的に合わせてテーマを絞り込むことが大切です。絞り込むことで、オリジナリティあふれる独創的な社史が完成します。
事業範囲が広い企業の場合は部門別に編集する
事業範囲が広い企業の場合は、部門別に社史を編集するという方法もあります。技術開発の歴史をまとめた技術史や社会貢献史などのように、部門別に編集することで分かりやすくて読みやすい社史に仕上がります。
例えば、製品開発部門の社史ならば、商品のパッケージの写真を年代ごとに紹介すると見栄えが良く、インパクトのあるものに仕上がります。
全て盛り込んで読みづらくなるなら小分けにするのも一手
一冊の社史に全て盛り込みたい、という気持ちは分かりますが、詰め込みすぎて逆に読みにくくなるようであれば、目的やテーマ別に小分けした社史を制作するという手もあります。
全てを網羅した社史の重要部分を抜粋した普及版、テーマ別・部門別などにまとめた分冊型社史などを作ることで読みやすく分かりやすい社史が出来上がります。